笑ゥせぇるすまんもその一つですが、
安孫子先生作品の中では軽いブラックに入るのではないでしょうかね。
今日紹介する『黒ベエ』はやや強めのブラック漫画です。
と、その前に・・・・・
毎週新刊が出るという、子ども泣かせのシリーズでしたね。
セル画とおまけ連載付きという、今考えても豪華な企画でしたけどね。
それはともかく、今日ご紹介するお話はこちらです。
[テクスト]機械マニア @ 黒ベエ 藤子不二雄ランド(中央公論社)第3巻 等
もう、この扉絵からしてグロくてワクワクしてきますね。
お話は、機械マニアだという親子の屋敷に迷い込んだ(拉致された?)黒ベエ達が
その様々な機械の餌食になっていくというものです。
まず、機械というのは特に男の子の心をくすぐるものですが、
さらにその機能がどうでもいいものだとよりワクワクしてしまうのは何故でしょうね。
この作品に出て来るものも、仰々しいわりにコーヒーを入れるだけだったり、
じゃんけん(野球拳)をするだけだったりと、笑ってしまうほどしょうもないものです。
これなんかどうでしょう?
機械が交響曲を奏でるとは、現代音楽としてありそうですね。
この辺の、純漫画的発想は安孫子先生ならではでしょうかね。
純漫画的発想といえば、言葉の創作力も素晴らしいですよね。
ドシーッ今の地ひびきはいったいなんだ!
「ドシーッ」なんていう言葉は普段使わない言葉なんだけど、何だか説得力のある力強さをもってます。
効果音の表現も面白いです。
ギリギリ ギッタンギッタン ギリギリ ギッタン グニュー
ボキャ!
ギッシャーン
こんな独特な言葉遣いを見ているだけで面白いですね。
笑ゥせぇるすまんも、喪黒福造の「ドーン!」があったからこそあそこまで認知され、人気になったのでしょう。
安孫子先生の言葉の発想力の豊かさがうかがえますね。
それでは今日も一日頑張りましょう。
ウヒーッ!(安直ですね・・・)
老使徒
黒ベエ(3)【電子書籍】[ 藤子不二雄(A) ]






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